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2009年07月03日(金)

留学生のマチ,メルボルン [その他]

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1996年。増え始めの頃です。

オーストラリアの大学には,とくに主にアジア諸国からを中心とした留学生がたくさんいます。オーストラリアの大学で最大の留学生数を誇るマンモス大学であるモナーシュ大学の例をみると,全学生数約53,000人のうち留学生は約12,000人(2003年)に上ります。ザッと,4〜5人に1人は留学生という計算です。オーストラリアの大学はどこも似たような状況にあります。これは,1980年代後半に留学生用のビザの基準に変更があり,オーストラリアは国として留学生を積極的に受け入れる方向へと大きく舵を切ったからです。

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2006年。かなり増えましたネ。

ここに挙げた2つの地図は,オーストラリア統計局のデータをもとに,僕の専門でもあるGIS(地理情報システム)を使ってわかりやすく地図で表現したものです。メルボルンは,メルボルン大学や王立メルボルン工科大学(RMIT),モナーシュ大学ほかヴィクトリア州内の8大学が拠点を置いていて,オーストラリアではシドニーを凌ぐ規模の留学生が学んでいます。とくに,メルボルン大学とRMITが都心にとても近い距離にあることから,「大学生増加」=「マチの活気の増加」という関係がハッキリみてとれますネ。やっぱり,マチには若い人が必要です。

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メルボルン市の人口。こんなに留学生がいるんですネ。

大都市圏人口では400万人近い規模ですが,実はメルボルン市そのものは,地図中に赤い枠で示した面積36.5km2,日本の多くの市よりは小さなぐらいの規模です。そこに,人口はざっと71,000人程(2006年)います。人口推移をみると,いかに留学生の増加がマチの人口増加に影響を与えてきたか,読めますよネ?
おっと。長くなってきたので,色んなことは,また別の記事で小出しにしながら紹介することにしましょう。
この記事に書いている内容は,実は僕が地理学の学術誌に書いたものです。ちょっとお堅いかもしれませんが,こういう学術的なことでも,分野の殻だけに止めておくのはもったいないので,噛み砕いて,この先もこのブログに書いていこう思います。
なお,この記事の内容は,出典を明記していただけば,どんどん引用していただいて構いません。正確な書誌事項は以下の通りです。引用する場合は,下記の情報をどこかに明記して下さいネ。

堤 純,オコナー・ケヴィン「留学生の急増からみたメルボルン市の変容」『人文地理』(人文地理学会),第60巻,pp.323-340,2008年(日本語).

本当は全文を載せたいところですが,著作権の関係から,まだ向こう数年は全文コピーやpdfファイルを置くことができません。ご希望の方は,こちらにメールを下さい。コピーをこちらから送ります。

Posted by Jun

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普段はあまり「オーストラリア」一色ではありません。本職は,大学で都市地理学とGIS(地理情報システム)を教えています。

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